最新技術で水産をサポート/水研機構、青森産技など

2021年1月26日

光センシングによるサバの脂質計測装置(青森産技提供)

 センシング技術を活用した自動魚種選別装置の実証試験を14日に八戸市で行った水産研究・教育機構水産技術研究所などのコンソーシアムは、同装置以外にも水産現場で使える先進的な技術・機器の開発に取り組んでいる。漁業や水産加工の省力化、効率化、データ化を図り、担い手不足や収益悪化など漁村が抱える課題解消につなげる狙いだ。

 コンソーシアムは水研機構のほか、地方独立行政法人青森県産業技術センター、青森・八戸の行政、漁協、水産加工業者、機械メーカー、海洋水産システム協会などで組織。農研機構生研支援センターの事業(農林水産省委託)を活用し、2018年度から3年計画で、センサーで各種情報を計測・数値化する「センシング技術」や、情報通信技術(ICT)を使った技術、機器の開発・実証を進めてきた。総事業費は1億3000万円。

 主な研究テーマは?画像センシングによる魚介類の迅速計測(魚種選別)技術の開発・実証[....]