最優秀に鹿児島水高・亀之園君、全水研全国大会

2019年8月29日

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熱弁を振るう鹿児島水高の亀之園君

 第55回全国高等学校水産教育研究会(全水研)の全国大会(主管校・山形県立加茂水産高校)が8、9日の両日、山形県鶴岡市で水産教育における諸課題について研究発表や討論を行った。

 研究主題は「新しい時代をリードする、創造的な水産・海洋教育はどのようにあればよいのか」。全国の水産・海洋系高校の教員約140人が参加。全水研の丸崎敏夫会長(三谷水産高校校長)が「海洋立国日本を実現するため全国の先生方の情報共有の場として有効に活用してほしい」と呼び掛けた。

 5回目となる水産高校生による「全国水産・海洋高等学校産業教育意見・体験発表会」も行われ、各地区から代表8人(男子4人・女子4人)が発表した。最優秀賞は鹿児島水産高校情報通信科3年・亀之園淳さんの「歩みを止めずに未来へ」が受賞。「チャレンジするチャンスを」という校長先生の言葉で一級陸上無線技士、全国ICTカンファレンス、ITアプリコンテストなどに挑戦、続けられたのは「挑戦を楽しむ」ことができたからと熱弁し、高い評価を受けた。今回から最優秀賞に「水産庁長官賞」が贈られた。優秀賞は焼津水産高校流通情報科3年・橋ケ谷有沙さんの「私の使命」と新潟県立海洋高校水産資源科3年・金山芽生さんの「未来に向けて?勇気の決断」がそれぞれ受賞した。[....]