暮れの主要商材振り返る/イクラ、カズノコ

2019年1月16日

 記録的な不漁を脱出できない秋サケ漁の不振により、国産イクラの供給量は依然として回復が遅れているが、需給逼(ひっ)迫の中で卸売価格は緊張状態を強いられた。カズノコは原料事情も年々タイトになり、原卵価格が値上がりした昨年も基本的にギフト向けは苦戦し、自家消費は低価格優先という構図から抜け出せない状況だった。[....]