“映える”写真で魅力PR/仙台水産

2021年5月14日

狙うは“ばえる”写真

 水産卸の仙台水産(仙台市、本田誠社長)がこの春、会員制交流サイト(SNS)のインスタグラムを用いた魚食普及活動に乗り出した。20代の女性スタッフが運用担当となり、自ら撮影した“映(ば)える”写真をコメントとともに投稿。若手ならではのフレッシュな視点で旬の地魚、調理に関する情報などを広く発信し、従来手法では「アプローチが難しかった」という若年層に、魚食の魅力を効果的にPRする。業界屈指の発信力で知られる仙台水産がSNSの活用に本腰を入れた格好で、多方面の注目と話題を集めそうだ。

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 先月1日に立ち上げたデジタル営業推進室が行う取り組みの一環。目的の一つである若者の関心を引くには「同じ世代がいちばん」との理由から、運用担当は20代の女性社員5人を抜てきした。実際にほぼ全員が「プライベートでもインスタを利用している。どんな投稿が人気なのかも把握している」という。[....]