日本向けサバ1割増/20年ノルウェー水産物輸出

2021年1月28日

 ノルウェー水産物審議会(NSC)は26日、サバの増加を中心に2020年の日本向け輸出が約10万5000トンで、前年比1割近く増加したと発表した。世界的な新型コロナウイルス感染拡大の中、世界では内需を中心にノルウェー産水産物の需要が大幅な伸びをみせたが、日本でも例外なく伸びた結果となった。

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 ノルウェーから世界への20年水産物輸出量はコロナ禍の中にもかかわらず前年比5%増の約214万トンと史上2番目の数量を記録。輸出額は893億7600万NOK(ノルウェークローネ=27日、12・43円)だった。

 特にサバは、割当量が増え注目を集めたノルウェーにとって価格は下落したものの、数量は26%増の27万9662トン、輸出額は16%増の46億2312万NOKと新記録を達成した。[....]