日本・ノルウェー海洋フォーラム、持続可能な政策へ連携確認

2022年2月21日

日本とノルウェーの関係者が海洋や漁業の持続可能性で意見を交わした

 笹川平和財団海洋政策研究所(OPRI)は14、15日の両日、持続可能な世界の海洋経済構築へ向けて議論を深めようと「日本・ノルウェー持続可能な海洋政策フォーラム2022」をオンラインで開催した。両国から政府関係者、専門家、実務家らが参加し活発な意見交換が行われた。

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 15日はインガ・ニーハマル駐日ノルウェー大使が「持続可能な漁業を実現するためには日、ノルウェーのような先進的な漁業大国の協力関係が重要」と開会あいさつをし、基調講演に神谷崇水産庁長官やリブ・ホルメフィヨル元ノルウェー漁業局長らが講演、課題別パネルには、森下丈二東京海洋大学教授や松永賢治明豊漁業?社長らが参加した。

 神谷長官は、ノルウェーの漁業制度を参考に20年に新漁業法が制定されたことを紹介し、「最大持続生産量(MSY)ベースとした新たな日本の漁業管理システムにはノルウェーのDNAが入っている。正しく発現できるように努力したい」とした。 [....]