日本シラスウナギ取扱協が一社化

2020年12月15日

 民間組織の日本シラスウナギ取扱者協議会が一般社団法人化したことが14日までに分かった。2018年11月に発足した同組織は、会員が養殖池にシラスウナギを売り渡した際に発行した取扱証明書を管理することで稚魚流通透明化を進めてきた。今後は同様の取り組みを継続するとともに一社化で信頼性をさらに向上させ、国際的な批判が強い、シラスウナギ貿易の正常化を図るための中核的組織として活動していく。

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 2日に都内で行われた設立総会で一般社団法人化を決定。その後、申請をして8日に登記が認められた。民間組織時代には、全国淡水魚荷受組合連合会(全荷連)の鈴木治会長が会長を務めていたが、自身に稚魚流通の実績がないことなどを理由に辞任。代わって稚魚流通や貿易透明化のカギとなる台湾の関係者と親交の深い日本鰻輸入組合理事長の森山喬司副会長(79)がトップの新理事長に就いた。[....]