[1063]日本とミクロネシア漁業協議および日本とパラオ漁業協議について

2018年12月6日

 去る6月21日から22日まで、東京において、「日ミクロネシア漁業協議」が開催されました。「日ミクロネシア漁業協議」は、「日ミクロネシア漁業協定」(民間協定)に基づき、ミクロネシア水域内で操業する我が国カツオ・マグロ漁船の操業条件などについて協議するため、毎年開催するものです。
 今回の協議では日本側からは、花房克磨農林水産省顧問、日本かつお・まぐろ漁業協同組合、(一社)全国近海かつお・まぐろ漁業協会、(一社)海外まき網漁業協会、および公益財団法人海外漁業協力財団の担当者ほかが、ミクロネシア側からは、ロジャー・アーノルド国家海洋資源管理局評議会議長ほかが出席しました。
 今回の協議では、
 1.ミクロネシア水域におけるカツオ・マグロ漁船の操業状況の報告が行われ、ミクロネシア水域内で操業する我が国漁船の活動について情報交換を行いました。
 2.ミクロネシア水域内で操業する我が国カツオ・マグロ漁船の2019年の入漁条件について議論され、我が国まき網漁船およびカツオ一本釣り漁船の操業条件について、合意しました。また、我が国マグロはえ縄漁船の操業条件について生鮮マグロはえ縄漁船については合意しましたが、凍結まぐろはえ縄漁船については引き続き協議を行うことになりました。
 次に、7月10日から12日まで、パラオ共和国のコロールにおいて、「日パラオ漁業協議」が開催されました。「日パラオ漁業協議」は、「日パラオ漁業協定」(民間協定)に基づき、パラオ水域内で操業する我が国カツオ・マグロ漁船の操業条件などについて協議するため、毎年開催するものです。

 今回の協議では、
 1.パラオ水域におけるカツオ・マグロ漁船の操業状況の報告が行われ、パラオ水域内で操業する我が国漁船の活動について情報交換を行いました。
 2.パラオ水域内で操業する我が国カツオ・マグロ漁船の2019年の入漁条件について議論され、我が国まき網漁船、マグロはえ縄漁船、カツオ一本釣り漁船の操業条件について、合意しました。
(水産庁国際課)