既存店売上高、4年ぶりに増加/20年食品スーパー3団体

2021年1月27日

 食品スーパーが主体の日本スーパーマーケット協会、オール日本スーパーマーケット協会、全国スーパーマーケット協会の流通3団体は、2020年の年間実績を22日に発表、全体売上高は11兆3835億7172万円で、高まった内食需要を追い風にして特に生鮮食品が好調となり、全店前年比は106・3%と大きく伸長した。既存店前年比も105・0%で、16年(100・8%)以来4年ぶりの100%超えとなっている。

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 2月のうるう年の1日増が貢献したものの、やはり新型コロナウイルスがもたらした生活の変化が各社の業績を押し上げた。生鮮食品の一角を担う水産は9982億2706万円で既存店前年比105・5%と、全体の伸び率を上回っている。水産が既存店比で前年を超えるのは15年(101・6%)以来だった。[....]