新型コロナ/東京3市場取扱数量、細る物量

2020年4月21日

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため経済活動の自粛要請が圧力を増すにつれて、東京3市場に集まる物量が減り続けている。特に活魚やマグロなどの業務筋(ホテル、レストラン、寿司店、料亭、割烹)需要が中心の品目で低迷が顕著だ。直近の2日間(17、18日)は活魚が前年の4割以下に落ち込んで、マグロも5割を切った。堅調だったはずの冷凍、塩干にも陰りがみえている。

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 17、18日の豊洲市場、大田市場、足立市場の全体販売数量の一日平均は、前年比76%に低下した。2月から4月1週目までは前年比約1割減で踏みとどまっていたものの、7都府県に緊急事態宣言が7日に発令されたのをきっかけに8割を割ることに[....]