新サンマ、高値キロ3万円スタート/豊洲市場

2021年8月23日

キロ3万円の高値を付けた新サンマ

 東京・豊洲市場に20日、昨年より約1か月遅れで新サンマが初入荷した。小型棒受網船により水揚げされた魚で、数量は72キロ。平均サイズは一尾120グラム弱で、価格はキロ当たり高値は3万円、安値でも2万5000円だった。極端に水揚げが少なかった前年の10万円と比較すると落ち着いた出足となったものの、今回もご祝儀的な意味合いが強いにしても、大衆魚にそぐわない高値のスタートとなった。

 今年は流し網漁が異例の不漁に見舞われ、入荷ゼロの状態が続いていた。豊洲市場の卸関係者からは水揚げに安堵する声が上がるとともに、すでに次の入荷に関する期待感が高まっている。[....]