政府、改正漁業法の政省令公布

2020年7月10日

 改正漁業法(漁業法等の一部を改正する等の法律)の施行に必要な手続きや運用の詳細を定めた政省令が8日、公布された。改正漁業法の施行日を定める政令も公布され、改正漁業法が12月1日に施行されることが正式に決まった。改正法のもと海面利用の運用を定めたガイドラインや、大臣許可漁業の適格性基準などは6月30日付で水産庁長官から通知されている。

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 政省令には、政府が定める政令と農林水産省が定める省令があり、それぞれ資源管理、漁業許可など、法改正に伴う新たな手続きなどの規定などが詳細に盛り込まれている。

 漁獲可能量(TAC)や個別漁獲割当(IQ)の規定が改正漁業法に一本化されたことに伴う政省令では、漁獲努力量の指標を、操業日数・時間、船舶の隻数、漁具の数や大きさ、使用回数などとし、IQの漁獲割当割合の有効期限は5年、割り当てされた漁獲物の報[....]