改正漁業法、12月1日施行へ

2020年6月1日

改正漁業法ガイドラインについて検討した沿岸漁業WT

 水産庁は5月29日、自民党本部で開催された水産総合調査会・沿岸漁業振興検討ワーキングチーム(WT、武部新座長)で、改正漁業法を12月1日付で施行する方針を明らかにした。改正漁業法に基づく「海面利用制度に関するガイドライン」(案)の「適切かつ有効」の判断基準について、判断に使用するチェックシートを細分化するなどの修正を加えた。ただ、これまで漁業者の理解を得てきたガイドライン案の基本解釈は堅持し、「漁業者の過度な負担にならないよう」な方向性も明示。WTおよび続いて開かれた水産拡大役員会が了承した。

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 水産庁は、改正漁業法に基づく資源管理関係などの政省令および施行期日を12月1日とする改正漁業法の政令を6月にも公布する予定とした。

 ガイドライン案については規制改革会議の提言や漁業団体の意見を踏まえ、「適切かつ有効」の判断基準などの具体化に向けた修正を実施。都道府県が判断する際のチェックシートの内容を[....]