拠点化の必要性を指摘、輸出物流コスト引下げへ/農水省

2021年4月30日

農林水産省は28日、輸出を一層促進するために必要な物流の課題をまとめた。輸出物流コスト引き下げのため、大ロット化や混載を進めるための拠点の確立、事業者や行政などが参加するネットワーク構築の必要性を指摘し、7月以降に実行に移していく。

         ◇       ◇       ◇

農林水産物・食品の輸出額を2030年までに5兆円と目標を掲げる中、農林水産省はイオンなどの小売業者、JA全農などの生産者をメンバーに、効率的な輸出物流の構築に関する意見交換会を3月から5回開催。最終回である27日に、今後取り組むべき課題を取りまとめた。

 輸出をする際、国内での輸送はトラックが主体となっているのが現状だが、船便などを活用した方が安くなるのが実態だ。コスト引き下げのため、定期ルートの構築を図る必要性を指摘。[....]