手数料無料で水産物輸出

2021年8月3日

GFMCビジネスモデルのイメージ図

 東京・豊洲市場の仲卸として海外約20都市、約600店舗に水産物を輸出している?築地太田は、九州の大手仲卸?アキラ水産と日本通運の3者による事業体「グローカル・フード・マーケット・コンソーシアム(GFMC)」を立ち上げ、農林水産省の輸出促進補助事業を受託した。築地太田オリジナルの受発注システム(OFM System)を活用し、産地の漁協や水産会社が自慢の水産物を出品し、5年後には同コンソーシアムで輸出額30億円を目指す。

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 築地太田は6年ほど前から、米国をはじめとする各国への販売を加速させてきた。時差が大きい売り先からの在庫やサイズなどの質問にも対応できるよう、多言語対応型の受発注システムを構築し、特許も取得。商品そのものへの評価の高さや、システムの使いやすさもあって販売量を徐々に増やしてきた。[....]