島自慢の味紹介、12日から「国境離島グルメフェア」

2017年10月10日

礼文から屋久島まで離島の関係者が集まってフェアをPR

 内閣府の「日本の国境に行こう?」プロジェクト推進事務局は、12日から都内の飲食店24店舗で「国境離島グルメフェア」を開催する。水産物を中心に離島の知られざる食材を25日までの2週間限定で和食、中華、フレンチ、イタリアンなどの有名店が提供。認知度向上と一次産業の振興を図る。
 同フェアでは、利尻・礼文、奥尻、伊豆諸島南部、佐渡、隠岐諸島、対馬、壱岐島、五島列島、甑島列島、種子島、屋久島の6都道県11地域の食材を使用。離島は「好漁場の上に存在」といわれるだけあって各地からウニ、マグロ、アナゴなど深い食材から、アカハタやクエなども提供される。
 「利尻島産ホッケの炭火焼き」「屋久島の鮮魚を使った寿司と刺身」など和食の王道から「佐渡の鮮魚のパフェ」「五島列島の干物を使ったナポリ風ピッツァ練馬のトマトソース」など洋風のちょっと変わったメニューも用意。すべて島名を記載し、食材とともにPRしていく考えだ。
 5日にはフェアに先駆けて都内で記者会見と試食会が開かれた。生産者が「八丈島の魚を味わってほしい」などと呼び掛け、内閣府の羽尾一郎海洋政策推進事務局長が「島の人たちも楽しみながら取り組んでいる。離島の認知度向上につながってくれれば」と期待を寄せた。[....]