岸田首相が豊洲初訪問、食品経営者と意見交換会

2022年3月14日

車座対談で発言する岸田首相(左端)と伊藤会長(その?)、早山副会長(?から2人目)(豊洲市場協会提供)

 新型コロナウイルスやウクライナ情勢が食品産業に与える影響について、食品企業経営者と意見交換するため、岸田文雄首相は金子原二郎農林水産大臣を伴って10日、東京・豊洲市場を訪問した。水産卸売場棟2階のマグロセリ場の特設会場で行われた車座対談で市場関係者は、直近の動きとしてロシア上空を飛行機が通過できず、空輸サーモンの搬入に影響が出ていることだけでなく、ロシア産水産物に拒否反応がみえ始めていることについても報告した。

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 現役の首相の豊洲市場訪問は2018年10月の開場後初。築地市場時代にさかのぼると1999年12月16日に小渕恵三首相が当時の玉澤徳一郎農林水産大臣と訪れて以来22年3か月ぶりとなる。

 車座には場内の事業者代表として豊洲市場協会の正副会長3人が参加。[....]