家計調査5月/小売生鮮魚介、購入量18%減

2022年7月11日

 総務省は8日、2022年5月分の家計調査報告(2人以上の世帯)を発表した。大型連休後半を3年ぶりに移動制限がない状況で迎えたうえに好天も重なって外食・旅行関連の支出は増加したが、前年に大きく反動増となった教育・住居関連費用が減少し、消費支出は3か月連続の実質減少だった。魚介類の売れ行きは4月にも増して鈍化し、生鮮魚介類への支出金額は名目でさえ1割以上のマイナスとなった。

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 消費支出金額全体は28万7687円で前年比0・5%減(実質、消費者物価指数で補正)。物価高の影響で名目は2・4%のプラスだったが、水道光熱費で大幅名目増・実質減となったのが響いた。食料は8万2066円で0・5%減(実質)で、4か月連続の実質減となった。[....]