家計調査3月、生鮮魚介購入量2割減

2022年5月11日

 総務省は10日、2022年3月分の家計調査報告(2人以上の世帯)を発表した。一世帯当たりの消費支出金額は、外出関連需要の復調による住居や家具・家事用品の巣ごもり系の落ち着きで3か月ぶりの実質減少となる中、魚介類の不調が顕著だった。支出金額こそ名目で前年比3%未満の減少にとどまったものの、著しい調達難を背景に大きく購入量を落とし、生鮮魚介類は2割減少した。近年最大の落ち込みだ。

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 消費支出全体は30万7261円で2・3%減(実質、消費者物価指数で補正)となった。うち食料は7万9982円で2・5%減(実質)と、2か月連続の実質減に終わっている。実質減の要因に挙げられるのが魚介類や野菜・海藻。[....]