家計調査/養殖魚潤沢で消費増を継続、外食寿司8か月ぶり増

2020年12月9日

 総務省は8日、2020年10月分の家計調査報告を発表した。直近は新型コロナウイルス“第3波”の渦中にあるが、10月は依然として強いままだった巣ごもり需要と「Go To」キャンペーンの本格化、前年の消費増税後の落ち込みの反動増が重なって、消費支出は13か月ぶりに増加した。小売の「魚介類」も前年超え水準を続けた一方で、外食の「寿司」が8か月ぶりに増加した。

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 消費支出全体は28万3508円で1・9%増(実質、消費者物価指数で補正)だった。食料は7万9878円で同じく1・9%増(実質)と、8か月ぶりに増加した。「外食」の落ち込みが1ケタ台(4・6%減、以下はいずれも名目)にとどまったため、小売の好調もあって食料もプラス圏に踏みとどまった。[....]