宮城県産ワカメ、「常識的な値段」に

2020年2月26日

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買受人も満足の良品が揃った

 「三陸わかめ」ブランドで知られる宮城県産ワカメの2020年初入札会が22日、全国のトップを切って気仙沼市内のJFみやぎ「わかめ流通センター」で行われた。数量がまとまり、生育も順調なことを受け、主力のボイル品も落札価格(中芯抜き)はキロ平均990円と、暴騰した昨年から約1割安く「常識的な値段」(買受人)に落ち着いた。

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 会場には、県北部地区の内湾で養殖された新物のボイル品94トンと、干品0・084トンが上場された。種付けが行われた昨年10月ごろに高水温の影響で芽落ち被害があったため、生育は全体的に1?2週間ほど遅れていた。そのため初入札も例年より約半月遅い開催となったが、成長そのものは順調で、昨年の64トンを大きく上回る上場量となった。[....]