2020年9月18日
生メバチの地域ブランド「三陸塩竈ひがしもの」が解禁となり、産地の塩釜魚市場(宮城県塩釜市)で17日早朝、販売開始式が行われた。
「ひがしもの」は初秋から年末にかけて三陸東沖で漁獲、塩釜港に水揚げされるはえ縄物のうち、目利き揃いの買受人が「上物」と認めたものだけに与えられる称号。東京・豊洲の専門仲卸に「本マグロをしのぐ」と言わしめる味わいがあるため、地元の水産業界挙げて2002年にブランド化に着手した。出荷は今年で15シーズン目。ブランド定義の順守を約束した仲買人25社を通じて全国に流通する。
開始式では塩釜市水産振興協議会の佐藤晴一会長、塩釜市魚市場買受人組合の鈴木信弘理事長があいさつ。ブランドの認知度が年ごとに高まっていることに触れ、それぞれ「皆さんのおかげ。コロナ禍で厳しい環境だが、力を合わせて維持・発展を図ろう」と呼び掛けた。[....]