太地町、海上遊歩道で小型鯨類飼育公開

2020年7月7日

海上遊歩道左側が小型鯨類の放し飼いが行われる海

和歌山県太地町は1日、森浦湾の湾口に、ほぼ中央部分まで歩ける長さ約160メートル、幅約2メートルの海上遊歩道を設置、一般向けの公開を始めた。湾口部は対岸まで長さ380メートルで、海底まで網で仕切り、湾内で小型鯨類の飼育研究などを可能とした。湾の最深部は約6メートル。

 海上遊歩道近くにはイケスが設置され、バンドウイルカ4頭が飼育されていて見学可能。この4頭とは別に、湾内には小型鯨類(当初はハナゴンドウ4頭、バンドウイルカ1頭)の放し飼いを計画する。

 料金は無料だが、保険加入のため氏名記入、救命胴衣の着用などが義務付けられている。

 公開は午前9時?午後4時30分。放し飼いは午前10時?午後3時。森浦湾に放される小型鯨類は体調などをみながら判断される。[....]