大阪本場・仲卸/新型コロナの猛威直撃 

2020年4月23日

 新型コロナウイルスの猛威が、関西の卸売市場を直撃している。関西・西日本の流通拠点大阪本場では、半数以上の仲卸で、取引実績が昨年比50%未満まで落ち込んだ。深刻な事態を受け20日には、大阪本場・東部市場の仲卸3組合と荷受2社が連名で、開設者側に緊急支援の請願書を提出。事態打開に向けた取り組みが急がれている。

 新型コロナウイルスの猛威が、関西の卸売市場を直撃している。関西・西日本の流通拠点大阪本場では、半数以上の仲卸で、取引実績が昨年比50%未満まで落ち込んだ。深刻な事態を受け20日には、大阪本場・東部市場の仲卸3組合と荷受2社が連名で、開設者側に緊急支援の請願書を提出。事態打開に向けた取り組みが急がれている。

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 大阪市水産物卸協同組合では先ごろ、コロナウイルスにかかる取引への影響を把握するため、組合員143社のうち共同清算所を常時利用している125社を対象に、3月以降の仕入れ高について調査。その結果、昨年比で取引が50%未満に減った業者数は3月では9社のみだったが、4月に入り徐々に増加[....]