大森「海苔養殖業発祥の地 記念碑」で歴史伝える

2020年4月6日

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古市理事長(左端)、山本会長(右端)と関係者

 大森本場乾海苔問屋協同組合(古市尚久理事長)は3月31日、東京・大田区のJR大森駅東口駅前広場で「海苔養殖業発祥の地 記念碑」の除幕式を開いた。

 記念碑は大森のノリ養殖の歴史を残すために、同組合が大田区に働き掛けて実現した。

 古市理事長は「約350年前に現在の大田区と品川区でノリ養殖が始まり、大森のノリ養殖技術が全国に広まった。前回の東京五輪を控えて東京湾改修工事があり、この地のノリ養殖は終焉した。しかし近辺には50の問屋が今もあり、日本一の問屋街を形成している。歴史を語れる人も減る中、養殖の歴史を忘れないよう記念碑を建立した。ようやくこの日が迎えられ大変うれしい」と話した。[....]