2017年5月18日
大手水産会社4社の本決算が出揃った。昨年に引き続き、円高メリットなどを背景に、各社とも軒並み過去最高益を記録。水産、食品ともに好調ぶりが目立った。
◇マルハニチロ
営業利益、経常利益など利益は経営統合以来、過去最高益を計上。円高メリットなどによる好調な水産商事や家庭用冷食の販売増など加工事業の増益が貢献した。
「営業利益に関しては、中計の目標であった200億円を1年前倒しで達成した」(池見賢常務)
◇日本水産
サケ・マス市況の大幅な回復や円高メリットなどもあり、水産、食品事業ともに好調に推移した。
◇極洋
連結、単体ともに売上高、経常利益は過去最高、単体は営業利益、当期純利益ともに過去最高益。
◇ニチレイ
加工食品事業の利益改善が進み、畜産事業が好調で営業増益となり、経常、最終も増益となった。[....]