大型クラゲ 10年以降で最多

2021年9月10日

09年に大量発生した大型クラゲ

 大型クラゲの発生が、日本海の若狭湾や能登半島の沖合で2010年以降、最も多く確認されている。前回大量発生した09年に比べればケタ違いに少ないものの、水産研究・教育機構水産資源研究所水産資源研究センターの渡邊達郎海洋環境部副部長は「海流の向きによっては局所的に大量に流れ着く恐れもあり、引き続き注意が必要だ」と呼び掛けている。

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 クラゲは7月中旬から長崎・対馬沖で大量に発生。8月20日ごろから島根・隠岐諸島沖でも多く確認されるようになった。昨年から韓国周辺の海域で確認されているクラゲの大量発生と、対馬海流の流れの向きが、日本海沿岸での発生に影響を及ぼしているという。[....]