大嘗祭献上カツオ節を箱詰め、焼津鰹節加工協組

2019年10月31日

焼津鰹節組合で28日に行われた 献上用カツオ節の箱詰め作業

焼津鰹節水産加工業協同組合(鈴木隆組合長)は28日、焼津市上小杉の組合事務所で、天皇陛下の即位の礼に伴い、11月14日から15日にかけて皇居で行われる大嘗(じょう)祭に献上するカツオ節の箱詰め作業を行った。

 献上品は5番カビまで付けた最高級の「本枯節」で、同組合の焼津鰹節伝統技術研鑽会が5月中旬から製造を始め、組合員の加工場などで作業を続けて10月下旬、極上の製品に仕上げた。

 今月12日に静岡県・伊豆半島に上陸した台風19号の影響により、献上用カツオ節の候補(368本)の3分の1が水に漬かる被害を受けたものの、浸水を逃れたカツオ節の中から色、ツヤ、形などが優れた逸品59品を選び、組合役職員が一本一本丁寧に和紙に包んで桐箱に納めた。箱詰めしたカツオ節は組合の代表者が11月1日に皇居に届ける。[....]