大和堆周辺、中国漁船が急増/水産庁

2020年10月7日

大和堆周辺水域で中国漁船に放水する漁業取締船・東光丸(水産庁提供)

 水産庁は5日、日本海大和堆周辺水域などにおける外国漁船への対応状況を発表した。9月30日現在で退去警告した延べ隻数は、北朝鮮漁船が1隻(昨年同日時点では2164隻)だが、中国漁船は2586隻(726隻)で、前年同日比3・6倍。8月以降に急増している。

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 昨年は7月31日時点で退去警告を行った外国漁船は465隻で、すべて北朝鮮船だった。だが今年は一転している。北朝鮮船の減少および中国船の増加について、水産庁も「理由は分からない」と話す。ただ、8月以降に当該海域で中国漁船が増加したのは、昨年も同様だという。[....]