塩カズノコ収縮止まらず、6大都市では単価、販売量とも前年を下回わる

2015年3月10日

 全国の中央卸売市場を流通して消費される塩カズノコの扱いは、昨年も収縮を免れなかった。塩カズノコの扱いが多い6大都市の販売額は昨年、70億円をぎりぎり割り込む寸前まで縮小し、単価、販売量とも前年を下回った。集計ではこの10年で、ざっと半分の水準にまで落ち込んだことになる。

 集計対象は、暮れのカズノコ消費量が多い地域の東京(築地・足立・大田)、横浜(本場・南部)、名古屋(本場・北部)、京都(第一)、大阪(本場・東部・北部)、神戸(本場・東部)の6大都市市場で、原卵やスソ物の販売が多い1?8月期と、ギフト商戦が本格化する9?12月に分け、分析[….]
 
「平成26年(1?12月)6大都市市場の塩カズノコ取り扱い実績」本紙参照