国産トラウト、23年2400トン計画/日本サーモンファーム

2020年12月17日

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今別の沖合漁場

 青森県でトラウトサーモンの大規模海面養殖を手掛ける日本サーモンファームが16日、農林水産業みらい基金の今年度助成事業に採択された。同社では国内初のバージ船を活用した遠隔給餌管理システムを稼働させ、2023年には2400トンの生産を目指す。回転寿司などでも人気が高いトラウトサーモンのマーケットに国産を投入したい考えだ。このほか、沖縄県のマグロはえ縄漁業者が設立したヤエスイ合同会社など全8件がみらい基金の助成事業に採択された。

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 日本サーモンファームは魚卵加工、販売などのオカムラ食品工業(青森市、岡村恒一会長)が、養殖事業のために17年に立ち上げた。デンマークのグループ会社でのサーモン養殖でバージ船を活用して給餌に取り組んでいるノウハウを生かし、生産コストを抑えながら大規模養殖を目指す。[....]