噴火湾胆振ホタテ始動、減産・高値の様相

2016年10月24日

 北海道噴火湾胆振側のホタテ加工貝水揚げは、先陣を切って伊達地区での水揚げが始まっているが、今期は漁期前の斃(へい)死発生などにより、昨年からの減産が予想されている。原貝不足から相場も強めの展開をたどる見通しだ。胆振側の生産を担うJFいぶり噴火湾漁協によると、伊達の水揚げは9月半ばからスタート。現在は4軒が日量合計10トンほどを水揚げしているが、夏場に斃死、8?9月に襲来した台風による被害もあり、約1万2500トンの計画に届かない可能性が濃厚。