卸売市場改革案を了承、自民党農林部会合同会議

2017年12月6日

取り纏め案を了承した合同会議

 自民党農林・食料戦略調査会・農林部会合同会議は5日、党本部で会合を開き、党内の議論をくんで農林水産省側が修正した卸売市場などの改革案を了承した。従来案に比べ、卸売市場が食品流通の核であると重く評価し、高い公共性をもつ施設として国などが引き続き関与することを強調。各市場が行う個別の取引ルール設定では、特定事業者の優遇がないよう注記した。

 今回の改革案は、8日に閣議決定する農林水産業・地域の活力創造プランに盛り込まれたあと、卸売市場法および食品流通構造改善促進法の改正案として、来年1月の通常国会に提出される予定。卸売市場法は法律として今後も残ることとなった。[....]