北米塩蔵筋子/増す大幅減で11%減産、ブリストル湾ベニ子以外不振

2016年11月16日

 北米の塩蔵筋子の生産量は今年、大豊漁となったブリストル湾のベニ子が増産した一方、マスの予想外の来遊不振や冷凍卵への製造シフトが加速し、全体では再び大幅減産となった。業界筋の聞き取り調査によると、一部BCカナダを含めた北米全体の生産量は1744トンと昨年比11・1%の減産。ベニ子が前年並みを確保したものの、マス子は3割以下へと大減産し、その他も回復しなかった。[….]

「2016年北米筋子の地区別・魚種別生産(業界推定)」本紙参照