北米ニシン/大手パッカーが生産撤退相次ぐ

2020年2月18日

 暮れの塩カズノコの主な原料先となる北米抱卵ニシン漁が、かつてない危機に瀕している。漁獲枠が豊富に示されながらも、大手パッカー(加工生産者)が相次いで今年の漁の見送りを決定しているためだ。このままでは年末のカズノコの供給が、劇的な減産に追い込まれる可能性が大きい。

「北米抱卵ニシン漁とカズノコ生産実績(推定)」本紙参照[....]