北海道、食の輸出産地を支援

2021年10月1日

 政府の「農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略」を推進するため、北海道農政事務所と北海道経済産業局は9月28日、札幌国税局、ジェトロ北海道、中小機構北海道本部とともに、全国に先駆け、「北海道“食”輸出産地支援プラットフォーム」を立ち上げた。今年度は先行事例として、競争力の高いホタテの対米輸出を促進するための検討を開始する。

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 同戦略に基づき、国は重点品目27品目について、輸出産地と事業者を選定。選定された輸出産地・事業者は今年度中に輸出の目標額を盛り込んだ「輸出事業計画」を策定し、国がその計画に沿って輸出拡大を後押しすることになっている。

 道内関係では道産食品輸出の主力・ホタテで、北海道漁連や各地の水産加工業、計19事業者が選定済み。プラットフォームは農畜産物や酒類などを含め、8産地43の事業主体に対し、輸出事業計画の作成や、その実現に向けて施策情報の発信・活用アドバイスを行うなど、重点的にサポートしていく。[....]