函館に久々、船凍アカイカを水揚げ

2020年7月29日

　函館魚市場で２７日、中型イカ釣り漁船が生産した船凍アカイカの販売が行われた。船凍アカイカは青森県・八戸で水揚げ・販売されるのが通例で、函館では近年例がない。ベテランの産地加工業者は「２０年ぶり以上ではないか」と話している。

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　同市場によると、水揚げしたのは北海道の第８５興福丸。同船は昨年までは夏場、日本海のスルメイカ漁に従事していたが、近年のスルメの不漁と、八戸船団が行う北太平洋公海でのアカイカ漁の好調さを踏まえ、今年は石川県・小木の船とともに北太平洋でのアカイカ漁に“転向”した。

　昨年も北海道の漁船２隻が、同様の理由からアカイカ漁に従事したが、水揚げは八戸で行った。今回の興福丸の函館帰港により、久方ぶりの船凍アカイカ水揚げが実現した。[....]