佐渡、寒ブリ漁へ準備着々

2021年10月29日

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おけさ柿を寒ブリに見立て神事を行う漁師たち

 新潟・佐渡島の内海府漁業生産組合(多田好正組合長)は両津地区鷲崎の鷲崎漁港の沖合で22日、冬網と呼ばれ、大シケに耐えられる寒ブリ漁専用の大型の定置網を海の中へ仕掛けて漁師たちが気勢を上げた。

 この日、山本勝船頭と副船頭3人は色鮮やかな大漁旗と漁船の四隅にお神酒を注いだあと、網の上に佐渡特産の「おけさ柿」をまき、約50人の漁師たちと一緒に沖に向かって手を合わせた。  同行事は、おけさ柿を寒ブリに見立て、「かき(柿)入れる」「かき(柿)込む(混む)」との意味で願いを込め、柿まき神事を毎年奉納している浜の風物詩。 [....]