2021年6月22日
伊藤滋マルハニチロ会長が2021年春の叙勲で「旭日中綬章」を受章した。マルハニチログループのトップとしてだけではなく、世界有数の水産会社としてのリーダー力を発揮してきた手腕と功績が高く評価された。現在、水産改革のもと、70年ぶりに漁業法が改正され、成長できる新たな産業への転換が求められている中で、明るい未来に向け水産業はどう歩みを続ければいいのか。これまでも水産に対する熱い思いで歯に衣着せぬメッセージを投げ掛けてきた伊藤会長に、叙勲を機に、次代の水産業への忌憚ない提言とエールをもらった。
◇叙勲おめでとうございます。受章の感想をお願いします。
◆伊藤会長/水産業界、食品業界に携わって50年になるが、その間の功績が認められたということで大変名誉なことだと思う。私を育ててくれたマルハニチロやすべての関係者を代表して受け取った勲章だと思っている。[....]