仲卸全国団体、1月売上高最大80%減

2021年2月3日

アンケート調査から集約した日々の販売額の前年対比

 全水卸組連(早山豊会長)は、新型コロナウイルスへの緊急事態宣言第2弾発令に伴って販売などへの影響や必要な支援策についてのアンケートを実施し、1月28日までに結果を取りまとめた。全体で前年比30?50%減だった昨春に比べても影響は甚大で、1月の日々の売上高は全体で多いところは80%減であることが判明。行政に対しては給付金・助成金・融資などの大幅な支援期間延長に加え、水産仲卸業者にはハードルの高い申請基準(売上高50%以下基準)の引き下げを強く要望している。

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 ホテルや飲食店などの時短や休業、廃業などが前回より拡大しているため、特にこれら業務筋への販路が絶たれていることが大きい。巣ごもり需要で客足が伸びている量販店・スーパーなどへの販路はほぼ横ばい傾向であるものの、水産仲卸業者は業務筋を得意とする事業者が多いため、総じて売り上げが落ち込んでいる。中小・零細の事業者にその傾向は顕著だ。[....]