丸紅/北米事業から撤退

2021年6月9日

キャンフィスコのカズノコ選別風景

 日本向け塩カズノコの生産などで知られるカナダ水産大手のカナディアン・フィッシング・カンパニー(通称キャンフィスコ)は8日、米国アラスカ州でサケやニシン事業を展開する有力パッカーで、丸紅グループが所有するノース・パシフィック・シーフーズ・インク(NPSI)を買収するとの方針を伝えた。すでに現地4日に正式調印したもようで、これにより長年北米事業に携わってきた丸紅は、アラスカの生産事業から完全に撤退する。

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 買収に向けた詳細は報告されていないが、キャンフィスコの親会社であるジム・パティソングループは今年3月、ブリストル湾サケ事業パッカーのディープシー・フィッシャリーズを買収するなど、アラスカ進出の再始動をうかがわせていた。[....]