三陸ワカメ/数量1割増、単価2割高

2022年5月13日

品質は色。香りに優れた良品が揃った

JF全漁連による2022年の三陸ワカメ共販が10日に終了した。種付けや刈り取り時期の海況の影響で岩手、宮城の両県で生育不良が目立った。特に岩手の生産が遅れたことで大幅な減産も危ぶまれたが、終盤で勢いよく盛り返し、数量は過去最低の昨年を1割上回る結果となった。

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 共販を主催する全漁連東北事業所のまとめによると、今期実績は数量2万2025トンで前年比8%増、金額50億2503万円で31%増、平均単価キロ228円で21%(40円)高だった。県別(数量、金額、平均単価の順)では岩手が1万1608トンで6%増、26億9077万円で20%増、232円で14%(29円)高、宮城が1万417トンで11%増、23億3425万円で46%増、224円で31%(53円)高だった。[....]