三崎・冷マグロ、相場に活気戻る

2020年10月26日

低温卸売市場に並べられ入札を待つ冷凍バチ

 三浦市低温卸売市場は10月に入り、荷捌き場に並べられる倉出し大メバチの一日の入荷量が600本前後に増えた。今年の一時期と比べると2倍の数量だ。しかも、平均キロ単価も800円台をキープしており、新型コロナウイルスの影響で、低迷していた同市場の冷マグロ相場に活気が戻っている。

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 今年の年明け後、超低温冷蔵庫から運ばれてきて同市場に並べられる「倉出し物」といわれる大バチの数は200?300本台だった。2月には400本台に増えた。ところが、3月になると新型コロナが拡大、同市場への大バチの入荷量は200?300本台に減り、この傾向は6月初旬まで続いた。その後、一時400本台に戻したものの、9月下旬には再び300本台に減少。しかし今月に入り急増し、550?600本台の入荷が続いている。[....]