2021年7月8日
昨秋、身の大きな3倍体のシングルシードカキで注目を集めた徳島・阿南市の一水産(前田将社長)。カキ漁場を見学させてもらうとともに、現在の養殖などについて話を聞いた。
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徳島市から車で1時間弱、一水産はシングルシード方式ですべて3倍体のカキを養殖する。バスケットなどにカキを入れ、波で揺らしつつ生育する。
同社の養殖海域は、阿南市・亀崎漁港から船で15分ほど。県内最長の那賀川と同市内を流れる桑野川(いずれも1級河川)からの両河川水が流れ込む海域で、水深は3?4メートルほど。
船で近づくと無数の黒い浮標が浮かぶ。[....]