ホッケ資源、回復への分岐点/道総研

2020年9月17日

2018年11月に撮影した17年生まれの産卵場・利尻島折込根の様子(地独・北海道立総合研究機構提供)

道総研水産研究本部は2020年度成果発表会で紹介する予定だった15課題の発表要旨集をホームページ上で公開している。その中で漁業者による自主的な取り組みによって資源が回復傾向に転じた道北系ホッケの持続的利用に関する研究成果も紹介。ホッケは約2年で初回産卵を迎えるが、毎年生まれてくる資源の豊度予測や資源評価に基づき、効果的かつ着実に資源を回復させる実践例として活用されることを期待している。

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 課題名は「ホッケ資源回復へのターニングポイント?2017年生まれの管理と活用」。発表者は稚内水産試験場調査研究部の鈴木祐太郎研究主任。発表要旨集のほか、動画投稿サイト、ユーチューブでホッケ産卵場の調査映像も紹介しながら分かりやすく解説している。[....]