ベトナム エビ加工ピンチ

2021年9月14日

 新型コロナウイルスの影響が海外でのエビの加工品にも表れ始めている。エビ天ぷらの最大の加工国、ベトナムの加工場稼働率が新型コロナの影響で急落。今年、年越しそばのお供となるエビ天ぷらは減少するかもしれない。

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 日本のエビ輸入量は近年冷凍エビや天ぷら、フライ、寿司などの加工品も含めて20万トン超で推移している。このうち、原料系と呼ばれる無頭殻付きの状態で輸入されるエビは減少傾向で、むきや尾付きむき、伸ばしなどの一次加工に加え、粉付きと呼ばれる衣が付いた状態の天ぷらやフライなどの加工品の増加傾向が続いている。[....]