パリでホタテPR、道と道漁連が欧州最大級見本市出展

2018年11月12日

パリの見本市会場で法被を着て道産ホタテをPRする道と道漁連の職員

 北海道と北海道漁連は、ホタテの欧州連合(EU)向け輸出拡大に向けて、10月21?25日にフランス・パリで開催された欧州最大級の国際総合食品見本市「SIAL2018」(119か国、7200社参加、来場者30万人)に出展し、道産ホタテの優位性などをアピールした。
 日本貿易振興機構(ジェトロ)が設置した「ジャパン・パビリオン」に、道と道漁連で組織する「北海道EU輸出協議会」として参加した。ブースでは、ホタテの水揚げから加工、国内外のシェフらがホタテをどのように利用しているかを撮影した映像を見せたり、英語とフランス語のパンフレットを配布したりしながら、生産状況や優位性を説明。特に玉冷は日帰り操業で漁獲したものを高鮮度のまま加工し、刺身や寿司種など生食用グレードである点をアピール。特に日本食レストランの関係者からは「北海道産のホタテは品質的に優れている食材なので扱いたいが、数量の確保が難しい」といった声が多かった。「輸出可能であれば、イクラやキンキ、干物なども扱ってみたい」と、ホタテ以外の道産水産物にも高い関心を示していたという。
 日本とEUの経済連携協定(EPA)合意を受け「道産水産物販路拡大推進事業」として実施した。[....]