ニタリクジラ生肉、豊洲初上場

2021年9月6日

鯨肉をアピールする山治の山?社長

 9月4日の「くじらの日」の前日となる3日、東京・豊洲市場に大型鯨類であるニタリクジラが一度も凍結していない生肉で初上場された。相対での取引で、最上部位である脂の乗った尾の身には卸価格でキロ7万円の高値も記録。赤肉(背肉)も冷凍物の2倍以上の価格で取引された。同日から首都圏の飲食店で料理用として提供されるほか、一部の鮮魚店にも並ぶ。商業捕鯨が再開して2年が経過し、今後の消費再拡大につなげていく考えだ。

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 今回の上場は、日本捕鯨協会(山村和夫理事長)と母船式捕鯨の共同船舶?(所英樹社長)が基地式捕鯨の日本小型捕鯨協会(福岡市、貝良文会長)と協力して実現。評価の高い大型鯨類の生肉を提供することでおいしさを幅広くPRすることが大きな狙い[....]