チリギン新物、買い付け商戦は混沌

2013年6月19日

 供給量の絞り込みと円安で底堅い相場を維持し続けているチリ産冷凍ギンザケだが、今後の価格を左右する来年度の生産数量をめぐり、このところ不確定情報が交錯している。その多くが「大幅減産」だが、最近現地入りした関係者らの情報を検証すると、必ずしも「少なくない」数字が浮き彫りになってくる。独り歩きしている“減産説”に惑わされない姿勢が必要だ。[....]