スーパー3団体12月、仕入高で水産97.4% 

2022年1月25日

年末に欠かせないカニだが、高値すぎて販売に苦戦した

 食品スーパー(SM)主体の流通3団体が21日に発表した「スーパーマーケット統計調査」の2021年12月度実績によると、総売上高は1兆1242億2724万円で既存店前年同月比98・0%と2か月連続減だった。年末商戦やクリスマス商戦が好調だったが、水産や畜産など仕入れ原価が高騰している部門で苦しめられた。ただし、19年比でみると101・6%増と依然上振れしている。

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 食品合計は1兆146億9719万円で98・0%と、全体と同じだった。水産は1107億5452万円で97・4%と、畜産(96・0%)や一般食品(97・3%)に次ぎ苦しかった。19年比は101・9%となっているが、単価高があるため数量は大きく落としたと推測される。[....]